レブラミドを服用される
患者さん・ご家族の皆さま

治療について

Q7 濾胞性リンパ腫ではどのような治療が行われますか?

濾胞性リンパ腫には放射線療法、薬物療法、造血幹細胞移植ぞうけつかんさいぼういしょくなどの治療法があります。濾胞性リンパ腫の治療はステージや患者さんの状態によって治療法が異なります。

限局期(Ⅰ,Ⅱ期)

一般的に病変部分への放射線治療が行われます。再発が少なく、根治率は比較的高いとされています。

進行期(Ⅲ,Ⅳ期)

濾胞性リンパ腫は、抗がん剤やがん細胞の中の増殖に関わる分子だけを標的としたモノクローナル抗体製剤こうたいせいざいを併用する薬物療法によって治療成績はよくなってきました。進行期の一般的な治療は、モノクローナル抗体製剤と抗がん剤の併用による薬物療法です。また、症状や検査値異常が顕著でなければ、病状が進行したときに適切な薬物療法を開始することを前提として、無治療で経過観察することも治療の選択肢のひとつとなっています。

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モノクローナル抗体製剤とは
モノクローナル抗体製剤は、がん細胞などの表面にあるタンパク質や遺伝子をターゲットとして効率よく攻撃するくすりです。標的となるがん細胞にくっつき、体内の「免疫」を担う細胞が攻撃をしやすくします。

薬物療法

複数の抗がん剤やモノクローナル抗体製剤こうたいせいざいと組み合わせて治療を行います。

(→Q8

放射線療法

体の外側からがんがある部位に放射線を当て、がん細胞を破壊する治療法です。

(→Q9

Q8 薬物治療ではどのような薬剤が使われますか?

濾胞性リンパ腫の薬物療法では、複数の抗がん剤や分子標的薬、免疫調節薬などが中心になります。多くの場合、治療は通院で行います。また、一定の間隔で繰り返し行うため、通常数ヵ月かかります。

薬物療法

化学療法

たくさんの種類があり、悪性リンパ腫の病型によって通常4~5種類の抗がん剤を組み合わせる多剤併用化学療法が行われます。入院や外来治療で、通常3~4週間を1コースとし数コース行います。

モノクローナル抗体製剤

モノクローナル抗体製剤はがん細胞の表面にあるタンパク質や遺伝子をターゲットとした薬剤です。従来の抗がん剤と組み合わせて投与することもあります。

免疫調節薬めんえきちょうせつやく

体内の免疫を高めることでがん細胞を攻撃することを目的とした薬剤です。薬物療法や放射線療法が受けられない場合や再発した場合には、モノクローナル抗体製剤と組み合わせて投与することがあります。

Q9 放射線治療はどのような治療ですか?

放射線療法は、体の外側からがんがある部位に放射線を当て、がん細胞を破壊する治療法です。
悪性リンパ腫では早期で、がん(リンパ腫細胞)が1ヵ所に集まっている場合に効果的とされています。

放射線療法(イメージ図)

正常な細胞は回復します

1日あたりの放射線量は、正常な細胞が翌日までに回復できる最小限の量に抑えてあります。

一部の濾胞性リンパ腫細胞が破壊されます

放射線によって一部の細胞では、DNAが切断されて壊されます。

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