レブラミドを服用される
患者さん・ご家族の皆さま

病気と症状について

Q1 辺縁帯リンパ腫とはどのような病気ですか?

辺縁帯リンパ腫とは、血液のがんである悪性あくせいリンパしゅのひとつで、白血球はっけっきゅうの中のB細胞に異常がみられ、無制限に増殖することで発症します。辺縁帯リンパ腫の病気はゆっくり進行し、予後は他の悪性リンパ腫と比較して良好です。

発症の詳しい原因はわかっていません

発症の原因はまだ明らかではありませんが、細胞内の遺伝子に変異が加わり、がん遺伝子が活性化することで発症すると考えられています。また、一部にはウイルス感染症が関係することがあります。

高齢者に多く発生する病気です

悪性リンパ腫は、日本において年間約30,000人の方が罹患しており、その中で非ホジキンリンパ腫の成熟せいじゅくB細胞由来のがんに分類される辺縁帯リンパ腫は発症頻度はあまり多くありません。辺縁帯リンパ腫は高齢者に多く、発症年齢の中央値は60歳代です1)

濾胞性リンパ腫の分類

1)
国立がん研究センターがん対策情報センター 編:がんの冊子 各種がんシリーズ 悪性リンパ腫.受診から診断,治療,経過観察への流れ.第3版,国立がん研究センターがん対策情報センター,図書印刷株式会社,2017.

Q2 B細胞について教えてください

血液中には、赤血球せっけっきゅう、白血球、血小板けっしょうばんをはじめとするさまざまな種類の血液細胞が存在します。血液細胞は骨の中心にある「骨髄こつずい」でつくられています。骨髄の中には、すべての血液の元となる造血幹細胞ぞうけつかんさいぼうがあり、この造血幹細胞がいくつもの細胞に枝分かれして、最終的に赤血球、白血球、血小板などに成長していきます。
B 細胞は、白血球のうちのリンパ球の1つで、他のリンパ球の働きを助け、体に入った異物やがん細胞を認識して「抗体こうたい」をつくりだし、攻撃して取り除く「免疫めんえき」の役割を担っています。

Q3 辺縁帯リンパ腫はどのように増えるのですか?

通常、B細胞などのリンパ球はリンパ管や血管を通じて全身に分布しており、その数は一定範囲になるように体の仕組みで調節されています。
一方、リンパ球ががん化すると無制限に増殖し、正常な機能を果たせなくなります。辺縁帯リンパ腫では、B 細胞に異常がみられ、がん化します。がん化したB 細胞がリンパ管を通じて全身をめぐり、リンパ節などにかたまりをつくることにより、リンパ節のれ(しこり)などの症状があらわれます。

Q4 辺縁帯リンパ腫では、どのような症状がみられますか?

辺縁帯リンパ腫は自覚症状に乏しく、気付かないうちに病期(ステージ)が進んでいる場合があります。ステージが進んでいても無症状であることが少なくありません。また、全身症状をともなうことがあります。

原因不明の体重現象 原因不明の高熱 大量の寝汗

しこりができる部位は患者さんによって異なります。しこりはスーパーボールのような少し弾力のある大きさで、痛みはありません。また、しこりはリンパ節以外にもできることがあるため、全身のさまざまな部位にもみられる可能性があります。

リンパ腫の腫れ(しこり) 内臓の一部が腫れる・圧迫される

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