レブラミドを服用される
患者さん・ご家族の皆さま

病気と症状について

Q1 骨髄異形成症候群とは、どのような病気ですか?

骨髄異形成症候群こつずいいけいせいしょうこうぐん(MDS)とは、赤血球せっけっきゅう白血球はっけっきゅう血小板けっしょうばんなどの血液細胞をつくる造血幹細胞ぞうけつかんさいぼうに異常が起きる病気です。難しい名前ですが、病気の特徴が盛り込まれています。「骨髄(→Q2)」の中にある造血幹細胞に異常が起きるため、つくられる血液細胞の形や様子(顕微鏡でみた形態)が異常になったり機能が不完全(「異形成」)となり、さまざまな症状(「症候群(→Q3)」)があらわれます。

急性骨髄性白血病に移行する可能性も

異常な造血幹細胞からは、異常な形態あるいは機能が不完全な細胞がつくられますが、なかには芽球がきゅうと呼ばれる未熟な細胞が無秩序に増殖する場合があります。そして、芽球が一定以上に増えると急性骨髄性白血病と診断されます。急性骨髄性白血病に移行する危険度(リスク)は骨髄異形成症候群のタイプによって異なり、芽球が多いほど高くなるといわれています。

男性、高齢の方に多く、推定患者数は約12,000人

高齢の方に多い病気で、50歳以上になると発症の割合は加齢に伴って増加します。また、女性よりも男性に多くみられます。日本での患者数は約12,000人と推定されていますが、近年の高齢化によって、今後増加することが予想されています。

原因は不明だが、遺伝はしない

はっきりとした原因はわかっていません。ただし、放射線治療や抗がん剤治療を受けた方、あるいは高齢の方に多く発症していることから、有害物質や老化によって造血幹細胞の遺伝子が傷つくことが関係しているのではないかと考えられています。また、最近の研究では血液細胞の遺伝子異常がほとんどの患者さんでみられることがわかってきました。一般的に、遺伝することはありません。

Q2 骨髄とは、どのようなはたらきをする臓器ですか?

骨髄は、骨の中心にあり、血液細胞をつくる工場のようなはたらきをしています。すべての血液細胞のもとになる造血幹細胞は、骨髄中でいくつもの細胞に枝分かれ(分化)し、最終的に成熟して、白血球(好中球こうちゅうきゅう好酸球こうさんきゅう好塩基球こうえんききゅう単球たんきゅう、リンパ球)、赤血球、あるいは血小板となって血液中に放出されます。

骨髄異形成症候群では正常な血液細胞が減少し、芽球がみられる

骨髄異形成症候群では、造血幹細胞に異常が起きているため、無効造血むこうぞうけつと呼ばれる状態におちいり、血液細胞数が異常に減ったり、芽球が少し増えたりしています。また、異常な造血幹細胞から血液細胞がつくられるため、形態が異常であったり、機能が不完全な血液細胞が骨髄中や血液中にみられます。成熟の途中で細胞が壊れるため、無効造血と呼ばれています。

Q3 骨髄異形成症候群では、どのような症状がみられますか?

あらわれる症状は、異常が起きている血液細胞の種類によって異なります。赤血球数の低下では、めまい、だるさ、疲れやすさ、運動時の動悸や息切れなどといった貧血症状がみられます。
白血球数の低下では、感染しやすくなるなどの症状が、血小板数の低下では、出血しやすくなる、血が止まりにくくなるなどの症状がみられます。

症状は患者さんによって異なる

症状は、異常が起きている血液細胞の種類や病気の進み具合(進行度)によってさまざまです。症状があらわれる前に、健康診断などで病気がみつかることもあれば、長引くつらい貧血症状によって、血液専門医(血液科、血液内科)を受診して診断されることもあります。

貧血になりやすくなる 感染しやすくなる 出血しやすくなる、血が止まりにくくなる

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