レブラミドを服用される
患者さん・ご家族の皆さま

病気と症状について

Q1 多発性骨髄腫とは、どのような病気ですか?

多発性骨髄腫たはつせいこつずいしゅ(MM)とは血液がんのひとつで、体内に入ってきた異物などから体を守る抗体こうたいをつくる形質細胞けいしつさいぼう(→Q2)に異常が起こった病気です。異常な形質細胞は、体のあちこち(多発性)の骨髄(→Q2)で増殖し、さまざまな症状をもたらします。

長い経過をたどる病気

多発性骨髄腫では、異常な形質細胞(骨髄腫細胞)と体を守る機能を果たせない抗体(M蛋白えむたんぱくQ2)が増えていきます。しかし、これらが見つかっても、すぐに症状があらわれず、進行して初めて症状が出ることがあります。また、近年の治療法の進歩により、病気や症状を長期にコントロールできるようになってきました。そのため、長期間にわたってつきあっていく病気になってきています。

毎年10万人に5人が発症し、高齢の方に多い

日本では、おおよそ18,000人の多発性骨髄腫の患者さんがいるといわれています。多発性骨髄腫の発症は、毎年10万人あたり5人にみられ、50歳頃から加齢に伴って増加します。なお、近年の高齢化によって、今後増加することが予想されています。

治療成績は向上しています

以前は治療がとても難しい病気でしたが、正常な血液をつくる機能を回復する治療法(造血幹細胞移植ぞうけつかんさいぼういしょく)が普及し、また、最近では新しい薬剤が次々と開発されるようになったことで、多発性骨髄腫(MM)の治療成績は向上しています。

Q2 形質細胞とは、どのようなはたらきをしていますか?

形質細胞は血液細胞の一種で、Bリンパ球が変化した最終の細胞です。Bリンパ球は、細菌やウイルスなどの異物を見つけると形質細胞となり、抗体を放出してそれらを攻撃します。そして、一部の形質細胞は、骨髄で待機しています。

造血幹細胞

※骨髄:
骨の中心にあり、血液細胞(赤血球せっけっきゅう白血球はっけっきゅう血小板けっしょうばん)をつくる工場のようなはたらきをしています。すべての血液細胞のもとになる造血幹細胞から、骨髄中でいくつもの細胞に枝分かれ(分化)し、最終的に成熟して、白血球、赤血球あるいは血小板となって血液中に放出されます。

骨髄腫細胞からは役に立たない抗体(M蛋白)が大量につくられる

異常な形質細胞(骨髄腫細胞)は、細菌やウイルスなどの異物を攻撃する能力を持たない抗体(M蛋白)のみを大量につくってしまいます。また、骨髄中の形質細胞の割合は、通常1%程度ですが、多発性骨髄腫では、骨髄腫細胞が増え続け、骨髄内を埋め尽くすこともあります。

骨髄腫細胞

Q3 多発性骨髄腫では、どのような症状がみられますか?

多発性骨髄腫では、骨髄中で骨髄腫細胞が異常に増え、貧血、感染症、出血などが起きたり、骨の新陳代謝に悪影響を及ぼすことにより、骨の痛み、骨折などが起きやすくなります。また、骨髄腫細胞からつくられたM蛋白が臓器のはたらきを妨げるため、さまざまな症状があらわれます。

症状は患者さんによって異なる

多発性骨髄腫の症状は多様で、あらわれる症状は患者さんによってさまざまです。
症状があらわれる前に、健康診断などで見つかったり、腰痛で整形外科を受診したところ、血液専門医(血液内科など)を紹介されて、多発性骨髄腫と診断されることもあります。

貧血になりやすくなる 感染しやすくなる 出血しやすくなる、血が止まりにくくなる

骨がもろくなる 血液中にカルシウムが溶け出す

正常な抗体が少なくなる 血液中のM蛋白がたまり、血液をドロドロにする 腎臓、心臓、神経、消化器などに沈着する

こつずいしゅ通信 多発性骨髄腫の治療を前向きに行っていただくために、患者さんと患者さんのご家族を応援するサイトです。病気のこと、生活のこと、病気とどう向き合っていくかなど、幅広く情報を掲載いたします。こつずいしゅ通信 多発性骨髄腫の治療を前向きに行っていただくために、患者さんと患者さんのご家族を応援するサイトです。病気のこと、生活のこと、病気とどう向き合っていくかなど、幅広く情報を掲載いたします。

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