レブラミドを服用される
患者さん・ご家族の皆さま

治療について

Q8 多発性骨髄腫の治療はいつから始めますか?

くすぶり型骨髄腫あるいは意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)では、M蛋白や骨髄腫細胞がみられますが症状はありません(→Q6)。このような場合は、治療は行わず、定期的な検査のみで経過が観察されます。そして、症状があらわれる、または一定量以上の骨髄腫細胞が存在するなどの基準を満たす多発性骨髄腫となった時点で治療が始まります。

注意)ここに記載する治療の開始基準は一般的な見解であり、患者さんの状態によって異なります。

Q9 症状がある多発性骨髄腫では、どのような治療が行われますか?

治療は、大きく、症状を緩和するための治療と多発性骨髄腫そのものに対する治療とに分けられます。多発性骨髄腫に対する治療では、骨髄腫細胞を減少させるために抗がん剤などを用いた化学療法を行い、条件の合う場合には自家末梢血幹細胞移植を検討します。
なお、各治療法は、患者さんの状態によって、ベネフィット(利益)とリスク(危険性)を考慮して選択されます。それぞれを十分に理解し、主治医と相談のうえ、決定してください。

Q10 抗がん剤や新規薬剤を用いた薬物療法にはどのようなものがありますか?

薬物療法では、骨髄腫細胞を破壊して減少させ、病気の進行を抑えるために抗がん剤を用いた治療を行います。患者さんの年齢や体の状態、効果と副作用のバランスを考慮し、複数のお薬を組み合わせたり量を調整します。
これまでの抗がん剤は、悪い細胞と一緒に正常な細胞も破壊してしまうため、もともと血球が少ない状態を悪化させたり、吐き気、食欲不振、口内炎、倦怠感などの副作用を起こすことがあります。これらの副作用に対しては、必要に応じて対策を講じながら治療が進められます。
近年、これまでの抗がん剤とは異なる作用で骨髄腫細胞を減少させ病気の進行を抑えるお薬が使われるようになりました。これまでの抗がん剤と区別して「新規薬剤」と呼ばれています。
これらの新規薬剤の登場により、骨髄腫の治療成績は向上しています。早い段階から新規薬剤を使うことで、より良好な状態で病気をコントロールすることを目指せるようになりました。

Q11 症状が安定している時はどのような治療を行うのでしょうか?

治療により、骨髄腫細胞やM蛋白が減り止まり、症状も安定した状態をプラトーと呼びます。これまではプラトーになった患者さんでは一旦治療をお休みし、定期的な検査のみで経過観察を行い、病気が進行した時に再度治療を再開することが一般的でした。
最近では、プラトーになった患者さんに対しても新規薬剤を使った治療を継続することで、さらに骨髄腫細胞やM蛋白を減らし、病気の進行を遅らせる効果があることが報告されています。

Q12 再発した時はどのような治療を行うのでしょうか?

一般的に多発性骨髄腫は再発が多い疾患ですが、新規薬剤の登場により、再発した際に使用できる薬剤の選択肢が増えてきています。それらのなかには、再発・難治の患者さんに対しても一定程度の有効性が認められているものもあります。

どのような治療を行うかは、患者さんの状態やライフスタイルなどを考慮し、方針を決めていきます。また、薬物療法には副作用のリスクも伴います。主治医とよく相談し、自分に合った治療を受けてください。

こつずいしゅ通信 多発性骨髄腫の治療を前向きに行っていただくために、患者さんと患者さんのご家族を応援するサイトです。病気のこと、生活のこと、病気とどう向き合っていくかなど、幅広く情報を掲載いたします。こつずいしゅ通信 多発性骨髄腫の治療を前向きに行っていただくために、患者さんと患者さんのご家族を応援するサイトです。病気のこと、生活のこと、病気とどう向き合っていくかなど、幅広く情報を掲載いたします。

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